2月の外国人観光客、17万人減。
1月に続き、2月も沖縄への入域観光客数は減少しました。
とくに目立つのは、外国人観光客の減少です。2月は、前年度と比べて約18万人減少しましたが、そのうちの17万人が外国人観光客。2月から5月までの間で約167万人の減少が予測されている状況で、観光消費は1166億円減少すると予測されています。
1月末に中国で発生した新型コロナウイルスが原因とされていて、アジア諸国からの観光客が急激に減少しています。新型コロナウイルスは先月からヨーロッパで感染が広まり、現在はアメリカで合計約46万人の感染者を出しています。
一方で、国内観光客の減少は顕著には見られず、2月は沖縄県内での感染者数が少なかったことが影響しているのではないかと言われていますが、4月に入って沖縄県内でも連日複数名の感染者が確認されていて、4月9日の時点で合計43人の感染者が確認されています。うち、4人は回復しているとのことで、実際の感染者は39人になります。
3月に入って、欧米諸国では感染が広がり、それと同時に日本でも感染が広がり始め、3月の入域観光客数は2月以上に減少することが予測できます。また、4月に入ってからは政府による緊急事態宣言もあり、国内の観光客も減少する可能性が高いといえます。
4月9日の時点で、日本の感染者数は約4500人。死亡者数が約90人、回復者数が約600人という状況です。実際の感染者数は、3800人という計算です。ヨーロッパ諸国では、一日当たりの新規感染者数は平行~減少傾向にあり、今後、回復者数が増加するのではないと言われています。
沖縄の観光収入が冷え込む中、県民に向けたホテルの格安プランや、民泊施設はマンスリーという形で県外の方向けに提案しているような取り組みも見受けられます。
感染患者が急増することで一番大きな問題となるのは病院のキャパシティー。沖縄県内には感染症の病床が40床と限られており、すでに緊迫した上だと宣言しています。軽い風邪症状が見られた場合、外出せず、出勤も控え、自宅療養することが勧められています。
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