沖縄の集落や地域で民泊事業の理解を得るには
観光客数が急増化しているここ数年、「オーバーツーリズム」ということばをよく耳にするようになってきました。
その地域が受け入れることができる範囲以上に観光客が押し寄せ、地元住民の生活に支障が出ることをオーバーツーリズムといいますが、観光客と住民との間で摩擦が起こっており、海外でも社会問題となっています。
沖縄県内では、小さな集落に表札のない家が点在し、オーナーが誰なのか、どのように運営されているのかが分からない民泊施設らしき建物が増えてきているようです。そのような民家には、アジアを中心とする観光客が泊まりに来ていて、深夜までの騒音、ゴミ出し問題、レンタカー事故など、トラブルが絶えない状況です。
そのような状態の中、地元住民から受け入れてもらえない民泊施設は少なくないと思います。沖縄では、この「地元住民に受け入れてもらえる」というのが、予想以上に大切だったりします。
民泊事業を地元住民に受け入れてもらうには
沖縄の地域色が強い小さな集落(恩納村・金武町以北のエリアの集落は、そのような集落が多いです)で開業するにあたってまず大切になることは、「開業するにあたっての挨拶をする」「地元の方々と交流をもつ」ということです。
地元住民からのクレームとして多いのは、実態が把握できなく、看板もなく、何かトラブルなどがあったときに、どこに、誰に問い合わせていいのか分からないというものです。それを不安に感じる地元住民の方は少なくありません。
小さな集落で民泊事業を受け入れてもらい、お互い心地よい関係を保つために大切なことは、まず、こちら側から理解を示すことだと考えます。一言だけでも、自治会の方に挨拶に行くだけで第一印象は異なってくると思います。
オーバーツーリズムが深刻化する前に、個人レベルで出来ることを少しずつやっていくことが大切です。
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