那覇市の屋台村に苦情が集中
報道によると、那覇市牧志の「国際通り屋台村」周辺住民から多数の苦情が寄せられているそうです。那覇市は屋台村の管理会社と住民側が話し合う場を設けるなどの対策を講じているようですが、抜本的解決には至っていません。
屋台村が映画館跡地にオープンしたのは2015年のこと。そのしばらく後から人気が上昇し、話題となったことを覚えています。屋台風の簡単な建物を並べて、室内のみならず屋外席で楽しめるスタイルがオープンな雰囲気を感じさせ、室内店とは違った楽しみがありました。
ところが最近、近隣住民が客の声などの騒音で眠れない、敷地内で立ち小便する客(ひどい場合は大便)が多く悪臭がする、といった苦情が多くあげられています。屋台村はスピーカーを使うイベントの自粛などを発表していますが、根本的に解決するには室内店なみのしっかりした施設に変えていくしかないでしょう。そうすると屋台のオープンな雰囲気がなくなりそうですから、もはや別の施設になってしまいそうな気がします。
これも一種のオーバーツーリズム問題。観光客が多く集まる屋台形式の飲食店街、というのはアジア各地で目にする光景ですし、観光客として訪れた時に楽しませてもらった記憶も多々あります。ところがこういった施設の周囲に住んでいるとしたら、確かに迷惑と感じるでしょう。国内外の観光客が大幅に増加している昨今、観光客の量と質が変質していく中で、観光と地元の共存を考える時がきています。
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